はじめに
学生諸君、新入社員のみなさん
応用とは何でしょうか?
辞書によると反対語は・応用⇔原理となっていますが
なんだか?わかりにくいですね。
応用とは
原理や知識をその現場に当てはめて<用いること>なんです。
簡単にいうと、
理論・技術などの応用とは
技術の利用・適用・運用・活用・有形化・実用化・商品化 をすることです。
そして、大切なのは、
・・~を実践する ・・~を実用に付する ・・~の原理を利用する・
・・などその行為をすることです。
社会・人間関係などがからむ応用とは
苦心した努力・精進・勤勉などの経験から
実際面での運用を・・~からの連想 ・・臨機応変の対応 ・・融通をきかせる・・など
頭脳で処理していくことです。
そして、大切なのは
・・~に当てはめて考える ・・~という考えを用いて
などの・・・展開をしていく事です。
そう言われると、出来そうな気になりませんか?
頭のなかの<引き出し>を上手に使うことが<応用>です。
<原理><基礎>は自分へのインプットと考えます。
<応用>は、それを用いてアウトプットする事です。
<応用の反対語は原理>になるのです。
社会に出て、自分で生きて行くようになると、この「応用」が非常に重要となります。
仕事で発生する問題の多くは、一つの型(基礎)で解決出来るものではありません。
いくつもの型を組み合せて、解決出来るのが仕事やビジネスで発生する問題です。
応用力を発揮するには、そのベースとなる形(原理・基礎)をたくさん身に付けておく必要があります。
それを身に付ける人が、将来その会社を支える重要なポストに配属されていくのです。
<君は、なかなか応用が利くな>・・・と言われたいですね。
では、どうしたらいいのでしょうか?
まず、取り組む姿勢<順番>を決めることです。
物事には、効率よく進めるために適した順序があります。
順序をきちんと整えて勉強や仕事をすれば、速く正確に進めることができます。
たとえば、勉強のときには「基礎を徹底的に極める」という当たり前の順番を守ることです。
少しでも早く成績を上げたい人は、いきなり応用問題に取り組もうとします。
応用問題ほど本も分厚く、勉強をしてるような気になります。
しかし、そういう人ほど挫折組に入るのです。
基本をおろそかにすると、難しい問題を解く理解がなく長続きしません。
成績のいい人ほど、基本問題を山ほどこなしている人です。
基本を徹底的に学び、理解して、身につけているからこそ、応用問題を理解する力がつきます。
応用とは<基本の組み合わせ>であり<積み重ね>です。
基本から徹底的に学び、次第にレベルを上げていくという流れでいいのです。
学問は、自分から求めて行った時に自分のものになります。自分色をつくるのです!!
数学の問題を解くのにも型つまり公式が絶対に必要です。
公式を知らなければ解けない、それが工学です。
多くの世の中の問題も、方式を知らなければそれを解く事は出来ません。
問題を解決するには、方式が必要ですがこの方式が基礎です。
数学の問題は一つの型で解けるものであれば、その型を知っていれば解けます。
しかし、高度な数学の問題となるといくつもの型(公式)を身に付けていないと解けないような問題になっています。
このような高度な数学の問題を応用問題と呼びますが、ここでいう応用とは「型を組み合せた物」の事です。
型一つで解ける問題は基礎問題などというので分かるのではないでしょうか。
応用問題を解くには幾つもの基礎たる型(公式)を組み合せて問題解決に当たります。
応用力学は、質量保存、運動量、角運動量、万有引力などの基本法則をもとに、論理的な推論によって、対象とした系の挙動を解析し、予測する学問です。
その適用対象は広範多岐にわたり、また、これらの法則は、共通の記述言語である数学を用いて表現され、対象系を構成する材料や系全体の特性も数理的に記述されます。
学生諸君、新入社員のみなさん
ひとつの、問題を時間無制限で解くことをお薦めします。問題の法則を考えるのです!
「 前に前に 」より、「 深く深く 」!!
雑談ですが、
東京大学の数学の問題は3題らしく、1問を<理論立て>しながら正解をすれば<合格>するそうです。3問とも<食い散らかし>は不合格。
私は、1問を3時間かかりましたが!よって不合格です!
しかし、問題の意図を理解することができました。
次ページは、CADの応用について考えてみましょう